心の病

心の病はなぜ起こるのか?
心の病はまだまだ未知の領域・・・精神医学は他の医学・科学分野と同じように常に発展途上。新事実が解明され新薬が開発され、それでもまだ謎は残り、あるいはさらに謎が深まったりする。これが正しい、これが正しくないと断定できないことは多いし、今日の解釈が明日には変わるかもしれない。実際、まだわからないことがことが多いのだ。

心の病を引き起こす三大要因とは?
かつて、心の病(精神疾患)は、その原因となる因子に基づいて、「心因性」・「内因性」・器質性}の三つに分けられていた。
「心因性」というのは、対人関係の悩み、親しい人の病気や死、転居や転職などによる環境の変化、離婚、失業といった、心理的要因や環境的要因が原因となって、うつになってしまった、神経症(ドイツ語でノイローゼ)になってしまった。というような場合がこれにあたる。「心因性の精神疾患」というのは、一般的には「神経症」と呼ばれるのものにほぼ一致していた。

「器質性」というのは、生まれついての遺伝子にかかわり無く、脳のどこかに機能障害が起こり、これが原因となって起こる精神疾患。たとえば中枢神経がおかされる神経梅毒や、脳に腫瘍ができる脳腫瘍が原因だったり、脳梗塞や脳出血などの後遺症として起こったり、あるいは薬物中毒や頭の怪我などによって脳に何らかの異常が起こって病気になる場合だ。このように、器質性というのは比較的原因がはっきりしている。

「内因性」というのは、いわゆる「精神病」といわれるもので、「うつ病」や
統合失調症」がこれに含まれている。「内因性」と呼ばれるものには心理的、環境的に思い当たる原因、つまり心因がない。脳にも異常が見られない。にもかかわらず心の病になってしまうことから、つまりその人のもともとの気質や、遺伝的な因子に原因があって起こるという判断だ。


以上三つ上げたが、しかし、最近の精神医学のなかで一番問題になっているのは、脳の異常を確認できる「器質性」は別として、「心因性」なのか「内因性」なのかを明確に区別することはできないということだ。

分類

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